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戸建てのリフォーム費用の相場は?買い替えとどちらがお得?
戸建て(一軒家)のリフォームを考えたときに皆さんが気になるのは、ずばり「かかる費用」ではないでしょうか。
リフォーム費用によっては、買い替えを検討される方もいらっしゃると思います。
実際のところ、戸建てのリフォーム費用はどれくらいなのでしょうか。
今回は、戸建てのリフォーム費用の相場や買い替えとどちらがお得なのかについて解説していきます。
目次
戸建てのリフォームの適切なタイミングはいつ?
リフォームとは、長年住んでいる家の劣化した箇所を改修することで新築当時の状態に戻す工事のことです。
水まわりの設備が故障した、外壁塗装が剥がれてきた、子どもの成長に合わせて部屋を増やしたい…など、リフォームのタイミングはさまざまです。
一つの目安になるのが、「築30年未満かそれ以上か」というところです。
建物も築年数が経過すればするほど傷みや破損が起きやすく、耐用年数があります。
一般的に、木造では約30年、鉄骨では約30~50年、鉄筋コンクリート(RC)では40~90年が家の寿命とされています。
ですから、築30年以上経っている木造の一軒家はリフォームの適切なタイミングに入っているといってよいでしょう。
戸建てリフォームは範囲で費用が変わる!相場はいくら?
戸建てリフォームといっても、どの箇所をリフォームするかによっても費用に違いがあります。
また、築30年以上の場合と築30年未満の場合とでもリフォームが必要な箇所が異なります。
ここでは、戸建てリフォームの範囲でどれくらい相場が変わるのか見ていきましょう。
原状回復が目的の部分的なリフォーム
築30年未満で耐震補強が住んでいる一軒家であれば、部分的なリフォームで十分です。
主に水まわりの設備の更新やクロスの張り替え、外壁塗装が行われ、費用相場は200~800万円程度となります。
築30年以上の一軒家であっても、予算があまりなく500万円程度でリフォームしたい場合には、部分的なリフォームを行うという選択肢を選ぶことになるでしょう。
外壁塗装、水まわり、内装を優先してリフォームするのがおすすめです。
さらに細かく相場を見ていきます。
外装のリフォーム
外装のみをリフォームする場合の費用相場は、100~200万円です。
外装の劣化は美観を損ねるだけでなく、建物自体に深刻なダメージを及ぼし、強度の低下などを招きます。
そのため、予算が少ない場合でも優先的にリフォームしたい箇所です。
外壁塗装は使用する塗料によって異なりますが、アクリル塗料で60万円程度、ウレタン塗料で90万円程度です。(30坪の場合)
屋根塗装や瓦の補修などを行う場合は50万円程度が相場となります。
劣化が下地にまで及ぶ場合、外壁の仕上げ材「サイディング」の張り替えが必要となり、相場は200万円程度です。
水まわりのリフォーム
キッチンや浴槽、洗面台、トイレ、給湯器など水まわりの設備をすべて入れ替える場合、費用相場は200万円程度です。
製品のグレードによっても異なりますが、キッチンやユニットバスが各80万円、洗面台10~20万円、トイレ10~15万円、温水洗浄便座5万円といった内容です。
壁付きキッチンを対面キッチンに変更する場合は25万円程度追加でかかります。
内装のリフォーム
内装のみをリフォームする場合の相場は、50~100万円程度です。
和室から洋室にリフォームする場合、畳からフローリング、押入れからクローゼット、襖から開き戸への変更を含めて50~55万円程度が相場となります。
さらに、クロスを張り替える場合は50~80万円程度追加でかかります。
床下にある下地の根太が腐っている場合は、根太の更新や補強工事が必要となり3~15万円程度かかります。
建物を作り直すリノベーション
今住んでいる戸建てを建物ごと作り直す「リノベーション」もリフォームの一種です。
部分的なリフォームに比べて費用は高額となり、ほとんどのケースで1,000万円以上かかります。
リノベーションでは、主に耐震補強や間取りの変更、配管の更新などの大規模な工事を行います。
内外装ともにリノベーションする場合、20坪の一軒家で1,000~1,400万円、50坪になると1,900~2,500万円が費用の目安です。階数が上がれば費用も高くなります。
戸建ての買い替えには費用がかかる!
「戸建てのリフォームには結構お金がかかるなぁ」といった印象を受けたかもしれません。
しかしながら、戸建ての買い替えも決して安いものではありません。
住宅の購入には、さまざまな諸費用がかかります。
中古住宅の場合
・仲介手数料(仲介業者を通す場合)
・印紙税
・登記費用
・不動産取得税
・火災保険料
・抵当権設定費用、ローン手数料(住宅ローンを利用する場合)
新築住宅の場合
・仲介手数料(仲介業者を通す場合)
・修繕積立金
・水道負担金
・申込金
・登記費用
・抵当権設定費用、ローン手数料(住宅ローンを利用する場合)
これに加えて引越し代などもかかります。
内容にもよりますが、新築を購入するよりもリフォームのほうが金額は安い傾向にあります。
買い替えをすればきれいな家に住めますが、住み慣れた街を離れ思い出の詰まった家を手放さなければなりません。
予算が少ない場合でも対応できるなど、リフォームにはメリットが多いため、買い替えよりもお得と考えられます。
まとめ|戸建てをリフォームして永く住み続けよう
戸建てのリフォームは、予算に応じてリノベーション・部分的なリフォームという2つの選択肢があります。
買い替えよりも費用を抑え、今お住まいの住宅をきれいにすることが可能です。
気に入った家に永く住み続けられるのがリフォームの最大の魅力です。
当社「マッスルホーム」では、「かかわった家はずっと面倒を見ていきたい」という志のもと、誠意あるリフォームを心掛けています。戸建てのリフォームをご検討中の方は、ぜひ当社をご利用ください。